航空母艦「加賀」は土佐型戦艦2番艦として建造中、ワシントン軍縮会議による建造中止と関東大震災による建造中の天城被災による代替として空母で竣工しました。
当初は複層甲板を持つ外観でしたが、昭和9~10年に佐世保海軍工廠で全通甲板の近代的なスタイルに改装されました。
太平洋戦争では赤城、飛龍、翔鶴などと組んで主力空母部隊の一翼を担い、ハワイ作戦、インド洋作戦と従事、昭和17年6月にミッドウェー島攻略作戦に参加するも、待ち受けていた米機動部隊の航空攻撃により被弾、戦没しました。
製品は接着組立と塗装を必要とする未塗装キットです。
スケールは1/350で、艦底部を含むフルハルスタイルです。
●製品は昭和17年6月のミッドウェー海戦時の姿を再現できます。
・飛行甲板前端に描かれた識別用の日の丸を含む専用デカールが付属。
・艦載機はMI作戦時の実機数「零戦21機・九九艦爆27機・九七艦攻27機」の計75機が付属。
●1/350の大型スケールならではの造形表現で作ることができます。
・艦体/艦底は一体形状で、左右貼り合わせ式。
・舷側の装甲板や艦底の鋼板は継ぎ目や厚みを、底面には給排水口を表現しています。
・飛行甲板は前・中・後部の3ピース構成。
・前部の鋼製甲板部分は継ぎ目を凹彫刻で表現。カタパルト装備の準備造形も表現しています。
・飛行甲板中央部の木甲板は繊細な彫刻表現で板材が張り詰められた姿を再現。
・最後端部は滑り止めのストリップ模様を凸モールドで表現しています。
・着艦制動索・滑走制止装置は付属するエッチングパーツで再現。
・遮風柵は起倒2形態のいずれかを選択でき、起立の場合は裏面も表現するようにしています。
・飛行甲板裏のトラス構造体は飛行甲板とは別パーツ化、前後位置のものを用意。
・艦尾飛行甲板裏にあるクレーンはワンピースパーツのレールと複数の別パーツ化された支柱で中空感あふれる造形に。
・艦首飛行甲板支柱は4本設定または6本設定の選択式。
・艦首錨甲板はプラパーツのほかにメタルパーツを使用。
・艦後部や舷側スポンソンの一部にあるリノリウム床面は押さえを繊細な彫刻で表現。
・12.7センチ高角砲座の床面はストリップ模様を凸モールドでしっかり再現。
・艦載機エレベーターは上昇状態と格納庫上段の位置の2態どちらかを選択可能。
・エレベーターにも艦載機固定用の眼環がモールドされています。
・艦橋は基部が左右分割、上層がパーツ積層式の構造で全周にモールドが施されています。
・最上部には見張用双眼望遠鏡が居並ぶ姿を別パーツ化された望遠鏡部品で表現。
・艦橋に装備される探照灯、羅針艦橋窓は透明成型。
・煙突は上下2パーツ構成で、煙路の奥行きが表現されています。
・25ミリ機銃は4パーツ構成で分割パーツによりリアルな造形に。
・12.7センチ高角砲(シールド付き)はシールド部分と砲身を別パーツ化。
・12.7センチ高角砲は6パーツ構成で砲身上の駐退器/推進器なども形状化しています。
・舵は表面および枠部分の凹凸・曲面を再現。
・艦載機は零式艦上戦闘機21型、九九式艦上爆撃機、九七式艦上攻撃機の3機種が付属。
・付属デカールは3種類で、飛行甲板白線や艦載機マーキングなどを含んでいます。
・信号旗や軍艦旗、将旗を含むカット済みペーパーシールが1枚付属。
完成時寸法
71x9.2センチ(長x幅)
【付属内容】
・ランナーx94
・組立説明書x3
・デカールx6
・メタルパーツx2
・紙シールx1
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