戦艦榛名は太平洋戦争参加戦艦5種のう最も古い金剛型で、その3番艦として大正4年神戸の川崎造船所で竣工しました。
全長222m、全幅29.04mの大きさに主砲は45口径35.6センチ砲を8門装備し、2度の改装を経て30.5ktの速力を有した高速力が特徴の戦艦でした。太平洋戦争の開戦により南方方面攻略や機動部隊に随伴しインド洋作戦に参加。
ガ島攻防戦では3番艦榛名とともに飛行場を艦砲射撃するなど戦歴に残る多くの作戦に従事しました。昭和19年10月のレイテ沖海戦(捷一号作戦)参加は内地に戻り、昭和20年7月の空襲により大破着底し終戦を迎えました。
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●製品は金剛型戦艦3番艦「榛名」の昭和19年10月捷一号作戦~最も対空兵装を強化した姿をモチーフにしています。
・艦橋頂部に21号電探、マストには13号電探2基を搭載、上甲板には多数の25ミリ機銃を配した姿。
製品発売時期による装備品等の再現度差異を統一化できるよう新規設計パーツを用意、一部は塗装作業を考慮した分割も
・13号電探はトラス構造に彫刻表現、空中線部分も形状表現を行い左右に張り出した支柱を含めた新規パーツ。
・21号電探は前面側の素子固定用碍子の基部まで彫刻、繊細な造形で表現しています。
・22号電探はスライド金型起用により開口した状態をパーツ化、ラッパ状が延長された形状にすることも可能。
・12.7センチ連装高角砲A一型は全4パーツと細分化、既存品2パーツから造形解像度をアップ。
・9メートルカッターは塗装を考慮し2パーツ化、甲板の架台は別パーツ部品を用意、甲板一体モールドとの選択が可能。
・12メートル内火艇は塗装を考慮し、キャンバス、操舵室/機械室天蓋を別パーツに。各塗装を行い組立接着を後から行う仕様。
・艦載艇架台は凹凸形状や軽め穴をモールドで表現、精密感が増す造形に。
・艦首の菊花紋章を新規に用意。
・舷灯と救命浮標を新規に用意。前者は各艦のサイズ統一に、後者は省略していた部分の追加表現用に。
・艦尾艦名表記(軍艦色塗潰し色調)とマスト白線のデカールを追加。
・九六式25ミリ連装機銃は塗装/塗分け作業が軽減された2パーツ構成のパーツが標準仕様に。
・艦体は左右舷側が一体となった構造
・大戦後期の特徴である舷窓は、閉塞された姿を凸モールドで表現。
・上甲板は繊細な木甲板の彫刻の1枚構造
・航空作業甲板のリノリウム敷きは上甲板とは別パーツで用意。
・煙突は左右貼り合わせ式の2パーツ構造。
・高角砲座など床面のストリップ模様は精細な彫刻で表現。
・ファンネルキャップは抜けた状態で精密感あふれる構造。
・主砲塔前側面は曲面で構成された特徴形状を持つ榛名/霧島専用のパーツ。
・主砲は砲身とキャンバスを一体とし、俯仰角度は固定式。
・主砲砲身はスライド金型採用により開口した形態。
・艦載水偵は零式水上観測機2機が付属し、成型色はグレー。
・25ミリ機銃は精密な造形、塗分けが容易な構造の2パーツ式で2018年起用金型パーツが標準封入。
・成型色は主要パーツおよび艦底板、艦載機、機銃パーツなどグレー成型。
●付属デカールは2種類
・軍艦旗や日章旗、艦載機のマーキングを収録したデカール。
・軍艦旗等はサイズ3種を用意。実物の10巾、6巾、3巾の寸法を1/700スケールとしたものが収録。
・艦載機の日の丸、味方識別帯(黄帯)など収録し、日の丸は大戦後期の白縁がないものも含みます。
・喫水表記や艦首の菊花紋章、艦尾の艦名表記(金色および軍艦色塗りつぶしの2種)を収録したデカール。
【付属内容】 ランナーx46 ・組立説明書x1 ・デカールx3
製品は接着組立と塗装を必要とする未塗装キットです。
スケールは1/700で、艦底部は含まない洋上模型です。
従来(特シリーズ)の金型と新規に設計された追加パーツで構成された製品です。
モニターや画像解像度の問題により、色の見え方が実際の商品と異なることが御座いますので、予めご了承下さい。商品は新品・未開封です。