戦艦陸奥は長門型戦艦の2番艦として大正10年に竣工しました。主砲は当時世界最大の40センチ砲を装備し、日本海軍の新鋭主力艦でした。太平洋戦争までに改装を受け来るべき対米戦争の準備をなしていました。開戦後は航空戦力が海戦の主になり、陸奥は内海に待機することが多く、昭和18年に原因不明の火薬庫爆発により沈没しました。
製品は最終時の戦艦陸奥をモチーフに、縮小デフォルメした形状的特徴が凝縮されたスタイルに仕上がっています。
成型部品は軍艦色や艦底色の着色済みパーツで構成されます。
艦体と艦底で分割された設計なので洋上タイプもフルハルタイプにもできます。
◆実物艦艇に見られる特徴的な部分をしっかり立体化しています。
・艦体はスライド金型により左右一体としたワンピース構造で戦艦の特徴であるずんぐりとした形状を再現。
・錨は独特な形状感を出すため別パーツ化、舷窓は庇を含めてリアルに表現。
・航空作業甲板はリノリウム押さえ金具を彫刻で再現しています。
・電探未搭載で長門との艦橋形状の差が的確に専用パーツで再現されています。
◆木甲板
・上甲板はしっかりした彫刻で木甲板を表現。塗装再現の場合のスミ入れにも適した深さの彫刻です。
・木甲板は付属のシールで簡単に表現でき、木目模様は複数の色合いが用いられており実感的です。
◆主砲
・40センチ主砲、12.7センチ高角砲はスライド金型採用により砲口があいているため、リアルな砲身に仕上げることができます。
・主砲は測距儀の搭載有無によりパーツを作り分けています。
・主砲は旋回角度を変えることができます。
◆艦橋
・艦橋は積み上げ式としており、リノリウム敷や木甲板の床はシールで再現します。
・艦橋上部は電探を未搭載とした陸奥専用パーツが封入されています。
◆艦載機
・開戦時~の年代にあった艦艇同様デフォルメされた艦載機が付属します。
・艦載機は「九五式水上偵察機」を収録し、姉妹艦長門とは異なる姿が表現できます。
・成型色は濃緑色で1機付属します。
◆エッチングパーツ
インジェクションパーツでは再現が難しい造形パーツを置き換え精密化する専用エッチングパーツが付属(未塗装・未着色につき塗装が必要です)。
・舷側の手すり全般、枠上構造のカタパルトなどプラパーツでは不可能な形態の艤装品を収録。
・艦橋窓枠、方位探知アンテナ、無線空中線支柱などパーツ置き換え用部分を収録。
・艦尾信号灯・25ミリ機銃の照準器や防弾板、など追加表現する部分を収録。
成型パーツは全3色で構成。
組立てパーツ数101点
【付属内容】
・ランナーx8
・シールx2
・エッチングパーツx1
・組立説明書x2
モニターや画像解像度の問題により、色の見え方が実際の商品と異なることが御座いますので、予めご了承下さい。商品は新品・未開封です。